事業概要

当法人は、サイバーセキュリティに関する啓発の推進・支援、人材の育成、情報の共有を行うことにより、ITで困っている人を「置き去りにしないセキュリティ」を実現し、サイバーセキュリティを基軸としたデジタル社会の形成に貢献することを目的とし、その目的に資するため、次の事業を行っています。なお、ここでいう「サイバーセキュリティ」とは、サイバーセキュリティ基本法に記載されるもの以外に、それを維持するためのもの(情報モラル、情報技術の利活用、利用者利便性の向上、サイバー空間における消費者意識の醸成等)を含みます。

(1)サイバーセキュリティに関する調査、研究及び情報の提供に関する事業
(2)サイバーセキュリティの普及、啓発及び教育に関する事業
(3)各種セミナー、イベント講演会等の企画、立案、実施及び運営に関する事業
(4)地域連携、地域支援及び地域振興に関する事業
(5)サイバーセキュリティ対策に関する認定制度、資格検定制度等の企画及び運営
(6)サイバーセキュリティに携わる個人、団体、国、地方自治体、公官庁等との連絡、協力、連携、支援及び提言に関する事業
(7)その他前各号に関連する事業

現在Grafsecが行っている主な活動

「全国大会」の開催
Grafsecの全国会員、一般会員をはじめとする団体・個人(サポーター、マイスター)をお招きし、行政機関や中央で活動する関係機関も交え、今後の活動に向けた意見交換および各団体・個人(サポーター、マイスター)の交流を促すとともに、サイバーセキュリティや情報モラル等のネットの問題に精通した有識者による講演等を通じ、相互に問題意識を深め、新たな草の根活動のきっかけとなることを企図しています。毎年、サイバーセキュリティ月間中(2月1日~3月中旬)に開催しています。
なお、現在、全国大会については、コロナウィルス感染症拡大を考慮し、オンラインによるセミナー・ワークショップ等に切替えて実施しています。

助成事業
公益を目的とし、「サイバーセキュリティ基本法」、「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」及び関係法令に則して、地域に密着して活動する非営利型の法人、相当の団体又は個人に対して助成しています。

少額支援制度
平成28年度より全国会員に対して、年間で3~5万円程度の資金支援を行ない、柔軟な活動が行なえるよう支援を行っています。

地域支援活動
地域が情報セキュリティ、情報モラル意識及び情報リテラシー向上のための活動について人材、情報等の提供を通じて、その活動を促進しています。
支援内容:情報セキュリティ等向上のための会議構成員、シンポジウム・研修会等への講師派遣、後援等 他

サポーター検定
地域や組織の中で情報セキュリティに関心があり、周囲の人にそれらを伝えようとする意識ある方々を「SPREAD情報セキュリティサポーター」として認定し、その方々に対して必要な知識を伝えるとともにその活動をバックアップしています。

「高校生ICT Conference」共催
次世代の社会を支える高校生が、自ら考え、他者の意見を聴き、議論し、 意見をまとめ、発表することにより、将来のインターネット社会に臨む環境整備の一助になることを目指すことを目的に2011年より開催しています。
Grafsecは、団体設立時より共催団体として「高校生ICT Conference 実行委員会」に所属しています。